BY WANSELFのブログ

超大型犬と一緒に暮らす

帰郷

お盆休みで次女が帰って来ています
それと一緒に、次女が連れ帰っていた「チャイ」も帰ってきました
「次女好み」に何度もトリミングされて、可愛くなって帰郷です(笑)
早速 オーチンの横に寝て、ご挨拶 でしょうか

チャイちゃん 写真の撮られるのが、ちょっと不満げですね




今度は、イギーの方から 隣に座りました
暫く居なかった「仲間」が、ちょっと不思議なんでしょうか

チャイの方が、戸惑ってます





皆のお昼寝は、相変わらずのダレダレです
涼しいので、ダーナがリビングで寝てます
オーチンが、「久しぶりだね ねーちゃん」とばかりに
添い寝を志願してました

ダーナ大好き妹 エルダは  良い場所取られちゃってますね



この子 元々 実家に居た「クー」ですが
おふくろの老化により、きちんとした面倒が見られなくなって
うちに来る事になったんですが  今では何の違和感も無くうちに居ます

先日 ちょっと実家に寄った時に おふくろが「カボチャ煮たからさ」って
僕に カボチャの煮物をお土産に持たせてくれました


病院に帰って来て、お袋からのお土産 
かぼちゃの煮物が入ってる容器のふたを開けたんだけど
「クー」が、今までに見せた事のないような反応しました


テーブルに前足をかけて、懐かしそうに匂いを嗅いだんです
そう まるで「おふくろの匂い」が分かるように・・・
何度も何度も鼻を高く上げて 匂いを取ってました


奥さんと二人で、「分かるんだねー・・・」ってしみじみ話してました


昨日、実家に行った時 その時の様子をおふくろに話しました
ちょっと興味を持つぐらいで、話のタネ ぐらいの事かな って思ってたら
おふくろ その場で ポロポロポロポロ 大粒の涙を流して・・・
声こそ出さなかったけれど「泣いた」んです


おふくろが「クー」をうちに渡すと決めた時 僕は気分良く無かったんです・・
自分の身体の都合で、10何年暮らしてきた「クー」を手放す
そんな理不尽な事をする人間を、自分の母親だと認めたくなかった・・・
しばらくは、疎遠になりましたからね(笑)


その後も おふくろと僕の間で「クー」の話が出る事は、ありませんでした
僕は心の中で「おふくろの中で、クーってどんな存在だったんだろうな」
「可愛いとか、愛しいとか思わないんだろうか」って
ずーっとわだかまっていたんだと思います 浅はかですけど・・・


この「カボチャの話」をした時も 「ふーん」ぐらいの事なんだろうな って
僕が勝手に思い描いていた、おふくろ&クーの図式を
根底から覆してくれました


おふくろの煮たカボチャで、おふくろを偲んでいたであろう「クー」と
その事実を聞いて、子供のように泣いたおふくろ


二人の間には、僕なんかが入れない「絆」って あったんだと思います


「犬」って言う生き物の すごさ、素敵さ、残酷さ
そんなものが全て、目の前に表現されてしまう 怖さ
ああ 素晴らしきかな愛犬  素晴らしきかな犬人生


この世には「犬と暮らせる人」と「暮らせない人」しかいない
「暮らせる人」で良かった
うちの子達と 出会えて良かった
で、最後の最後に、おふくろを嫌いにならないで 良かった

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