BY WANSELFのブログ

超大型犬と一緒に暮らす

良い子

「夜のオヤツ」時間  皆良い子で待ってる
大きい子も小さい子も、真剣に良い子で待ってる


ニーナですら、最初は「いい子」にしてる
この時、僕の手には、「皆分」のオヤツが握られている
みんなの目は、その手 一点に注がれているわけです




ちゃんと「お座り」ができて、しっかり最後まで待ってる子から
順番に食べられる決まりなんで、この時のラストは、オーチンとニーナ

この時点で、ニーナは待てなくなって、オーストラリアの「ワニ」状態
しっかり待ってるオーチンは、とばっちりを受けてます




皆はもう既に、各々所定の位置で おやつを食べ始めてる
しっかり待てないニーナだけが・・・・

最後の一人になって、結局、手に食いつかんばかりに、奪い取っていく・・
「そーっと」ができない、お豆・・・ いつになったらできるの?!



台風3号も影響して、ようやく梅雨空の「雨の季節」みたいになりました
この季節になると、強烈に思い出す出来事があります


まだ獣医学生になる前に(すでにうちには、山ほどの生き物が居ました)
庭には、「飛べない鳥」が放し飼いになっていたし、
「飛べる鳥」は、ワンオフの6畳ほどの鳥小屋に入っていたし
その他、小動物や、魚類、爬虫類の水槽も、ショップのように並んでました


だから、外から見ると、その動物達は、丸見えで、そのせいか
玄関先に、しょっちゅう「誰か」を置いて行かれてました・・・
犬猫はもちろん、魚や爬虫類も捨てられていました


その中に「コケ」がいました 名前から分かるように「ニワトリ」です
捨てられていた時は、ちょうど「若鳥」ひよこの黄色い羽毛が抜けて
白く換羽している最中 頭にはちっちゃい、赤いトサカが確認できました


そのまま、うちの庭に放しておく事になって、何か月か後
真っ白の真っ赤なトサカの オンドリに成長しました
ただ、普通のニワトリではなく、「シャモ」が混じっていたようで
背が高く、足も長く、大きく、太く 声も大きく  そして
何よりも、「とんでもない性格」でした(笑)


この時家にいた生き物の中で、「最強!」 他の鳥達も、小動物も
犬達でさえ 「コケ」を避けていました
人間も、うっかり「コケ」の機嫌の悪い時に 庭に出ようもんなら
全速力で走ってきて、二本の脚で飛び上がり、ドロップキックを
お見舞いされたもんです(笑)  速いし、痛いし・・・


コケが、完全に「我が家の支配者」に君臨するようになってしばらくした日
見慣れない生き物が、我が家の庭でチョロチョロしてました 子猫です
咄嗟に家族全員が思った事は「コケにやられるー!」でした
だって、コケが来てから、野良猫の一匹も、姿を見せず
増してや、庭を歩く野良猫なんて、皆無でした
コケが、全部 排除してたからです
鳥のくせに、その辺の猫なんて、あっという間にやっつけちゃいます


庭に紛れ込んできた「子猫」の運命は、家族の誰もが
簡単に想像できる事柄でした


ところが、予想に反して、コケはその子猫を認めました
どこをどうやって、その子猫が、コケに取り入ったのかはわかりませんが
コケは、オンドリのくせに、自分の両の脚の間に、まるで卵を温める様に入れ
そのままの姿勢で、何時間も居ました


「最強のコケ」が認めたわけですから、他の住人が認めないわけにはいかず
その子猫(トラ・♂・推定2か月)は、「庭の住人」になりました


コケとトラ 二人の仲は、それからしばらく続き、
まるで、親子か恋人のように見えるほど、いつも一緒に行動してました


そんな蜜月の日々が何年か続いた、シトシト雨の降る梅雨の日の日曜日
朝目覚めた僕は、庭に面したカーテンを開けて、いつものように
庭を見渡して、「庭の確認」をしてました この頃の習慣であり癖ですね


いつもと同じ景色、光景が目の前に・・・ 「んんっ?」
コケとトラが一緒に居るんだけど、なんか景色が違う・・・ 不思議な感じ


いつもは、トラが座って、その上にコケ 特に雨の時は
トラが濡れないように、コケが上から被さってるのに 今朝は・・・逆?


なんか、白い塊の上に、ちょうどプロレスのカウントを取る時みたいに
トラが覆い被さってる・・・・  「あれ?」ナニコレ?


変な感じがして、裸足のまま、外階段を雨の中走り降りました
そのまま二人の元へ駆け寄ったんですが、トラは、絶対に体を触らせない猫
だったんで、走ってきた僕に驚いて、飛びのきました
そこには、もう冷たくなって、硬くなったコケが・・・・


いつ、どうやってコケが逝ってしまったのか・・・
トラが、いつからそうやっていたのか、雨はいつから降っていたのか
正確な事は、一切分かりません・・・


でも コケが生きていた時に、トラを自分の上にのせた事は一度も無いし・・・
そうなると、死んでしまったコケを雨に濡らさないように
トラが、覆い被さっていた としか思えませんでした


その日を境に、トラは「庭の住人」を離脱して
二度と僕たちの前に、姿を見せる事はありませんでした・・・
トラに「真実」を聞くのは、永遠の無理 になりました
二人の間には、どんな絆があったんでしょうか


きっと、前世で恋人同士かなんかで、今世で、「ニワトリ」と「ネコ」となって
うちの庭で、再会できたんでしょうか
だったら、来世では、神様 意地悪しないで、今度は
人間の男と女で、生まれ変わらせてあげてください
もっともっと長く、幸せな時が続くよう、その辺のご配慮
切に切にお願いいたします




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